田中屋通信 バイクの修理(分解編) [バイク]
先日ちょいと触れましたバイク部品のご紹介。
さて修理に取り掛かり、まずは分解です。外装部品を外して、Fホイールを外していきなりこんな形です。
次に左右のフロントフォークを外して。
外したついでに点検&お掃除です。ちなみにフロントフォークを外されたバイクを正面から見ると。
ずいぶんとサッパリしてしまいます。ここからブレーキレバー本体を外して、ハンドルを外して、スピード&タコメーター本体を外して、ヘッドライトを外して・・・考えただけでぞっとしますのでまとめて外しちゃいます。
うおりゃー!まるで事故車です。でもここまで外してしまえば目的の部品が装着されている場所は丸出しです。
ばっちり取れました。普段めったにここまではバラさないので総点検して大掃除です。
これが大問題のステアリングシャフトとステムブラケットです。ここから更に油圧プレスを使い分解していきます。
こんな感じにセットし、あっという間に分解です。
そして単体になった今回メインのステアリングシャフトをお見せしますが、あまりにも衝撃的な画像ですので気をつけてご覧下さい。
ジャジャーン更にアップで見ると。
キャーこんな大穴が開いたままよくも乗っていました。危険ですなんせ舵取り装置の重要部品なんですから。
ではどうしてこんな人為的な恐怖の大穴が開いているかと申しますと、実はこの部品にはチューンナップPARTSゆえか、純正のハンドルロック機能を有効にする穴が開いていなかったのです。組んで半年ほどはそのまま乗っていたのですが、オートバイ盗難のニュースを耳にするたびに不安になり、ロック出来るように穴を開けちゃおうと安易に最小限の分解で(おかげで今回の大手術となりました)加工したのですが、ピンポイントに穴開け出来ず見事に裏目にでてしまったのです。
次回はいよいよ完成に向けて組み付け作業をご紹介させていただきます。乞うご期待です。
なおこの作業写真を参考にされる方は、必ずご自分の判断と責任の下にお願いします。